育休先生。

「イクメン」という言葉がなくなる日を目指して。

1年間の育児休暇、最後の日を迎えて思うコト。

 1年前の今日、育児休暇が始まりました。その1年が終わろうとしている今、思うコトを思うままに書いていきます。

 

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 2017年が終わる頃までは、「もしかしたらこのまま育休終わらんのちゃうか」と思うぐらい、今日という日は先の先の話だった。

 でも、年が明けた辺りからはカウントダウンが始まったような気になって、気付けば今日になっていた。子どもにとっての夏休みと同じ。

 

 ブログを始めたのも、1年前の今日。

 その10日後には「育休中にこれをしたい!」という項目をいくつも挙げていたにも関わらず、その半分はできなかった。

 

 …と思うのが、昔からの自分の悪い癖。

 

 仕事をしていても家事をしていても、育児をしていてもそう。常に、その期間にしなくてはいけないこと「ではないこと」をどれだけするか、に価値を見出そうとしている。

 例えば今なら、娘の世話をして夕食作りや洗濯をして、全部終わったから「よし、アレをするか!」というように。「しなくてはいけないこと」には、どうしても「自分の意思に関係なく、やらされていること」というニュアンスを感じてしまう。

 

 しかし、その期間に本当に大事なことは、実はその「しなくてはいけないこと」だったりする。

 この1年間、娘と昼夜を共に過ごし、成長を一番近くで見られたことのありがたみを実感するのは、もしかしたらもっと後になってからかもしれない。

 

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 10日ほど前から、二人目の出産を控える妻は娘を連れて実家に戻っている。出産後に5日間入院する際、娘はあちらの実家で預かってもらうしかないので、少し早めに行って慣れてほしいという狙いだ。

 

 だが、妻からのメールによると、ボクがあちらを訪ねて帰った後は、泣きながら色んなところを指差して探し回るらしい。また、後半はずっとボクが寝かしつけをしていたため、寝る前になると泣き始めて、ボクの動画を見せたり声を聞かせたりすると落ち着いて寝るらしい。

 

 そんな報告を聞いて、ボクもついつい涙ぐんでしまった。

 

 また、3日ほど前から40度の高熱が出ていて、医者では『扁桃腺炎』と診断されたらしい。原因は細菌かウイルスか、もしくは…ストレス。

 仕方ないとはいえ、慣れない環境で1歳3ヶ月の娘が頑張っていると思うと、これまた泣けてくる。

 

 母としての女性にしかできないことや与えられないものは、いくつかあると思う。ボクはどちらかというと、それを男の立場から肯定的に捉えていた。生物的な役割分担というか。

 だから、ー心理学では『愛着形成』と呼んでいたと思うがー、父と娘の間でそこまで親密な関係が築けるとは、正直思っていなかった。

 これは、この1年間を通して得た貴重な体験だ。

 

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 他にも、大きな得たものがあった。

 それは、今の世の中はいかに女性に家事・育児の負担が偏っているか、そして実際に家事・育児を主に担うことがどれだけ大変か、ということを身を以て実感できたことだ。

 

 また、日中ずっと娘を一人で見ていたとき、夜に妻が帰って来るとどれだけほっとするか…!

 育休前半はずっと妻と二人でいることで家事・育児に関しての揉め事が増えて大変だったが、その後に8ヶ月ほどそれらを一人で行ったことで、二人で家事・育児に関われることの有り難さが本当によく分かった。

 

 これは、自分が働き出してからも絶対に忘れてはならないと思う。

 

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 一方で、まだまだ珍しい「男性による1年間の育児休暇」というレアな経験をしているのだから、それを少しでも世に周知したいとも考えていた。

 しかし結局、分かりやすいところでいえば、たまたま新聞2紙に載せて頂いた。…それだけ。

 あとは、このご時世、SNSと連動すらしていないこのブログを細々と書いているぐらい。

 でも、効果は数字では測れないが、まぁよく街中へは繰り出した。平日に男の人が一人で幼い子を連れているなんて、自分以外でほとんど見たことはない。

 だから逆に、ちょっとした宣伝になっていたら良いな〜、と思う。そしてそれがフツーになるべきだと思う。

 

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 明日から、久しぶりに仕事をすることになっている。まだ他人事のようだ。

 

 そうそう、一つだけ愚痴を書いておこう。

 

 先日、4月から戻る職場へ挨拶に行った。ある年上の男性教員で、全く自分とは違うタイプの人に、

(顔を指して)少しふくよかになったんちゃう?」

と言われたので、自覚があったボクは、

「ですよね〜。この1年、あまり動いてないんで。」

と返したところ、

(顔だけじゃなく)色々丸くなってることを期待していますよ。」

と、ウマい皮肉を笑顔で言われた。

 

 けっ。悔しいぜ。

 

 …あ、悔しいというのは皮肉を言われたことに対してではなく、あそこで咄嗟に、

「それは期待せんといてください。丸くなったらボクじゃなくなりますから。」

と、毅然と言い返せなかったことに対して。

 

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 そんなこんなで思うままに書いた結果、自分ですら読み直すのが面倒臭いほどの長文に。このへんで終わることにしよう。

 

 明日から久しぶりに復職する。

 育休自体は3月31日までだったが、ちょうど4月1日が日曜日だったおかげで366連休になっておトクな気分(笑)。

 

 今年度は6日(金)が新1年生の入学式で、9日(月)が始業式らしい。

 担任として教壇に立つのは1年振り。予定日通りなら今週中には第二子が生まれるだろうし、つい最近住まいも新しく神戸に移ったところ。

 自分を取り囲む環境が大きく変わった今年度は、どんな1年になるんだろう。

 この1年間が仕事にどうプラスになるのかは、明日からの自分の振る舞い次第だと思う。

 

 そして、決して誤解しないよう自分に言い聞かせているのは、本来、子育てというのは1年間などという区切りをつけて考えるものではない、ということ。

 妻はこれから幼い二人の世話を主にしてくれるわけだし、いずれ妻も復職すればよりいっそう協力して家事・育児をしていかなければならない。

 これまでずっと一手に引き受けてきた女性からすれば、「たかが1年間やったぐらいで大きな顔しないで」というところだろう。

 

 まとまらないしまとめる気もなかったが、今思っていることの10分の1ぐらいは書けた気がする(笑)。

 

 悩みは尽きない。課題も尽きない。

 

 まずは、そうだな。もう日付も変わって1時になるのだが、明日は起きられるのだろうか。

 目覚ましの音量を最大にして、おやすみなさい。