育休先生。

「イクメン」という言葉がなくなる日を目指して。

PTAの会合に、保護者ではない「ニセモノ」が参加している!?

 一昨日の新聞で読んで、驚きました。その存在意義や在り方が何かと議論になる、『PTA』。ついには、会合への参加を代理で請け負う業者まで登場し始めたそうです。。そのこと自体にも驚きですが、それ以上に心配なことが…。

 

<目次>

 

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代行サービスの利用例

 数日前のニュースです。

 共働きなどを理由にPTAの会合に参加できない保護者が、代行サービスを展開する業者に依頼することがある、というのです。

 

 取り上げられていたのは、首都圏や近畿など10都府県で各種の代行サービスを展開する生活支援サービス会社「クラッシー」(本社・徳島市

 ホームページを見ると確かに、書いてありました!!!!

 

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「クラッシー・ファミリーコンシェルジュ関西」HPより

 

 記事によると、実際の利用例としては、PTAの会合への10時間の代理出席報告書の作成代を加え、63千円。依頼した40代の女性は「助かりました」と話したそうです。

 これはかなり家計に余裕のある人でないと選べない手段だなというのと、それだけの対価を払ってでも代理を立てないといけないほどの責任プレッシャーを感じる『PTA』という組織ってどうなんだろう…と感じました。

 

業者によっては

 また、この「クラッシー」という会社は「PTA関連でスタッフが依頼者になりすますことはしない」そうですが、

    「家族という設定で代理出席します」 「家族の情報を覚えて演じます」

などと謳う業者もいるそうです。

 

ということは…?

 このニュースには、現役教師としては驚きです。だって、「本当の保護者ではない人物が会合に参加している」ということですから。

 

 「クラッシー」のように「なりすましをしない」というのが道義的には当然だとは思います。ですが、「なりすまし」の有無に関わらず、「本当の保護者ではない人物が会合に参加している」ことには変わりはありません。

 

 それによって懸念されることは何か。

 

 PTAの会合では、子どもの個人情報を扱う場合があります。そこに、もし悪意のある業者が代理出席していたとしたら…?

 

問われるのはやはり『PTA』の在り方

 この問題の根幹は、先にも少し触れた通り「代理を立てないといけないほどの責任やプレッシャーが発生していること」だと思います。

 

 任意加入でありながら実質的には強制加入になっているという話や、加入しなかった親子が不利益を被ったという話も、ニュースでは見聞きします。例に出ていた女性のように代行サービスを利用せざるを得ないケースは、現在の『PTA』の在り方からすると致し方ない面もあるのかもしれません。

 

 ただ、学校のリスク管理という意味では、やはり保護者ではない人がPTAの会合に参加するのは怖い気がします。

 保護者の方々には、お互いに代理を立てざるを得ないところまで追い込むのではなく、「無理なときは無理だと言える組織運営」をして頂きたいところです。

 

 このご時世、「保護者なら安心」という観念も崩壊しているのかもしれませんが…。