育休先生。

「イクメン」という言葉がなくなる日を目指して。

育児休暇中にコッソリ『第2回関西教育ICT展』を視察。

 8月3・4日にインテックス大阪にて、『第2回関西教育ICT』が行われました。オンライン登録で誰でも参加できるものでしたので、育児休暇中に取り残されたくない一心で、視察して来ました。

 

<目次>

 

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どんなイベント?

 初めて行きました、インテックス大阪。西区民には、比較的アクセスしやすいところです。

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「第2回関西教育ICT展」HPより

 

 1〜6号館まであるうちの3号館が会場になっていて、中では様々な企業がICT関連の商品やシステムを紹介するブースを出しています。また、特設会場および別会場でセミナー講演も行われています。

 

 登録は、ホームページから誰でもすることができます。その際、来場登録とセミナーの聴講登録を別でする必要があるので、注意が必要です。

kyouikuict.jp

 

 今年の出展数82で、システムを売り込むメーカーから機器やコンテンツを扱うメーカーまで様々でした。そのため前回実績では、参加者は教育関係者と企業関係者が半々だったようです。

f:id:ikukyusensei:20170805010519p:plain「第2回関西教育ICT展」HPより

 

 話題のプログラミング教育関連が多く、それ以外にも一公立校までは情報が届いていない『個人的掘り出し物』もあり、所属校で視聴覚主任をしていたボクにとっては充実した視察になりました。

 

興味深かったセミナー①

 「Innovate for the present ~ICTを取り入れた新しい教育の創造~」と題された、立命館小学校ICT教育主任・正頭(しょうとう)英和さんの講演を聴きました。

 最先端を目指しつつも、「他ではできない教育」をやってしまっては普及しないので、「まだどこもやっていないが、どこでもできる教育を目指している」と仰っていたのが印象的でした。

 

 さて、その中でも特に興味深かったのは、立命館小学校学習環境です。

 3年生以上で、すでに1プログラミング教育を行っているそうです。また、ソフトバンクと提携しており、教材用にPepper(ペッパー)くん9いるのだとか。圧巻。

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SoftBank Robotics」HPより

 

 卒業前には英語でのプレゼンも行うようです。映像では、ごくフツーの女の子スティーブジョブズばりのジェスチャーで話していました。

 

 ボク自身は小中高と公立で育ち、教師になった今も変わらず公立派です。しかし、ここまでの歴然とした環境の違いを見せられると、「高いお金を払ってお受験をさせてでも私立に入れたい」と思う親御さんの気持ちが少し分かった気がしました…。

 

興味深かったセミナー②

 『日本人はなぜ英語ができないのか』と題された、(株)インターアクト・ジャパン代表取締役・帯野久美子さんのセミナーを聴きました。まさに「日本人自身が一番思っていること」ですよね。

 帯野さん自身は「翻訳・通訳サービスの会社を経営する経済人なので、教育の専門家ではありませんが…」とお断りになられた上で、「求められる英語教育」について話してくださいました。

 

 特に興味深かったのは、「英語圏の人がいくら英語を一生懸命勉強しても、絶対にネイティブはなれない。中学校英語で十分なので、それをきちんと使いこなせるようにすべき。」というお話でした。

 英文の難易度をポイントで表す指標(メモするのを忘れました…)があるそうです。最も簡単なレベルなら100点、あまりに複雑なら0点。中学校英語60点台にあたります。

 その指標を用いていくつかの英文を判定したところ、国連でのマララさんのスピーチや広島でのオバマさんのスピーチは見事に60点台だったのですが、東大の学長がホームページに載せている英文は30点台だったそうです。つまり、「日本人は難しい英語を使おうとしすぎ」だということです。面白い。

 

 中学校英語をもう一度しっかり学習しよう!と意気なら、頑張れそうな気がしました。

 

ブースでの掘り出し物①

株式会社サカワ 「ボードスライド式電子黒板」

f:id:ikukyusensei:20170805002122p:plain「サカワ」HPより


電子黒板プロジェクタホワイトボード一体型(スライド式)

 

 これは、恥ずかしながら考えたことがありませんでした。

 勤務校にはマグネット式スクリーンがあるのですが、黒板に直接貼り付けるタイプなので、

  • 黒板の一部分が占領される
  • スペースを作るために移動させると、すでに板書した部分が隠れる

といった使い勝手の悪さが課題でした。

 

 また、液晶の電子黒板を置く学校も多いのですが、

  • 教室のスペースが占有される
  • 破損した場合の修理費が高額

といった問題点がありました。

 

 このサカワスライドボード式を一目見たときに、これらを一挙に解決してくれるのでは!?という期待が持てました。

 

 また、施工実績も多く、最近では東京都大田区の小中学校約2,000教室の黒板を一気に交換したそうです!!これには驚きました。自治体単位で、思い切ってICT化を進めてくれると助かります。大阪市は、「やれ、やれ」と言うくせに中途半端なので…。

www.sakawa.net

 

ブースでの掘り出し物②

株式会社シネマ工房 「リアスクリーン」

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「シアターハウス」HPより(他社さんでスミマセン)

 

 要は、正面からではなく背面からプロジェクターで投影するスクリーンです。

 これは、正面から投影した場合の、

  • 前に立つとスクリーンに影が映り込む

という最大の問題点を解決してくれるものです。

 

 最近では、学習発表会(昔で言う『学芸会』のようなもの)や委員会の成果発表で映像を写す機会も増えました。その際、前に子どもが立つと影ができるというのがネックでした。

 

 そこでリアスクリーンを講堂に設置すれば、子どもの動きを完全に無視することができます。また、劇中の場面に合わせてスクリーン上で背景を変えていく、なんて夢も膨らみます。

www.cinema-kobo.com

 

今日一番どうでもいい情報

 以前、民間企業に勤務していたボクは教師に転職してからというもの、当たり前のように着ていた『スーツ』という衣服がいかに無用無能なものか、と感じるようになりました。

 もちろん、礼節上必要な場面はあります。でも、仕事において「とりあえずスーツ」というのは、本当に無意味だと思います。IT系やデザイン系の職種なんかは、スーツを着ない会社も多いですよね。

 

 そこで最後に、『第2回関西教育ICT』に2日とも半袖Tシャツ&短パンで参加したボクが、『出会った短パン』の数をお教えします。

 

  • 1日目…滞在時間:6時間/出会った短パン:1名
  • 2日目…滞在時間:5時間/出会った短パン:3名

  

 『3回関西教育ICT』は、2018年8月2・3日。来年も、短パンで参加したいです。