育休先生。

「イクメン」という言葉がなくなる日を目指して。

生徒の投書が新聞に!プロセスだけじゃなく目標が大事だと思う。

 よく「結果じゃなくて、そのプロセスが大事なんだ!!」とかなんとか言われますよね。でもそれ以上に大事なのは、「子ども達がテンションの上がるチャレンジを設定すること」なんじゃないかな、なんて個人的には思っています。

 

<目次>

 

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いつも苦心していること

 国語の教科書では大体の場合、「物語や説明文などの読解を中心とした単元」の間に「書く力・話す力をつけるための単元」が挟まっています。

 ストーリーがあり『読後感』を味わえる「読解の単元」に比べて、読み物と読み物の間に唐突に現れ上手にできましたねで終わりがちな「書く・話す単元」は、扱いにくいのです。

 

 そこでボクがいつも苦心しているのは、「子ども達に『書く・話す単元』でいかにして『達成感』を味わわせるか」です。

 よくある『ごまかしパターン』は、最後にグループやクラスで発表し合うというものです。何もせずに終わるのと比べると、これでも十分『何かをした感』は味わえるかもしれません。しかし、個人的にはどうしても「発表をしたから何なんだろう…。」と思ってしまうのです。(人前で発表することでたくさんの学びがあるというのは大前提で、あくまでも子どもに十分な『達成感』を味わわせるには物足りないのでは、という意味)

 

国語のとある単元にて

 昨年度に担任をしていた6年生国語の授業で、「新聞の投書を読んで意見を書こう」という単元がありました。その単元に入る数日前に授業の展開を考えていた時点で、いつもの様に、

 

  投書とは何かを知り、書き方を学ぶ

      ↓

  一人一人、実際に投書を書いてみる

      ↓

  グループあるいはクラスで発表し合う

      ↓

  上手にできましたね

 

という流れが見えてきて、嫌気がさしていました。

 

テンションの上がるチャレンジ

 そんなときにふと思い浮かんだのは、普段読んでいる新聞のこと。

そういえば、紙面の真ん中辺りに一般読者の投書欄があったな…。

 

 ちょうどいつからか『若い世代』という、主に20歳ぐらいまでの読者の投稿が掲載されるコーナーが始まっていました。しかも、その時期の募集テーマは「スマホ」。

 これは6年生にも書きやすいだろうと思い、その単元の1時間目に「この単元で投書の書き方を勉強したら、最後は新聞に応募してみましょう!」と伝えました。

 

 「載ったか乗らなかったか」は、 結果” です。「結果を出すこと」は大事ですが、「その結果が良かったか悪かったか」はどちらでも良いと思っています。どちらからでも学ぶことがあるからです。

 それ以前にボクが大切だと思うのは、「子ども達がテンションの上がるチャレンジを設定すること」です。ただのグループ発表やクラス発表とは、彼らの食い付きとモチベーションが明らかに違います。

 

たまたま結果も付いてきた

 「昨日、ちゃんとみんなの分を送ったよ!」と伝えると、子ども達はそれからしばらくの間、「先生、結果出た!?」「誰か載るんかな??」とかなり気にしている様子。

 

 すると、締め切り直後に新聞社の方から連絡が!!

 

 本人以外のクラスの子には内緒で、それから何度か原稿の内容に関してのやり取りをしました。そして掲載日にクラスで発表すると、「えっ、ホンマに!?」「すげ〜!!」と、みんな大興奮でした。

 

 野球やサッカーのように習っているから上手かったのではなく、みんなと同じ授業で同じ時間だけ書き方を学習して載ったということで、他の子にとっても刺激になったようでした。 

 本人も「家族や親戚用に4部買って保存する!」と言っていたので、良い思い出になったようです。

 

 決して全ての教科・単元でこのような展開になるわけではありませんが、これからも「子ども達がテンションの上がるチャレンジ」をできる限り設定していきたいです。