育休先生。

「イクメン」という言葉がなくなる日を目指して。

「男が育児なんて」って思っている人、まだ多数派?

 「男は外、女は中」。ボクは、もうそんな時代ではないと思っています。でも、そう思っている人って少ないのかな…。皆さんは、どうお考えですか?

 

<目次>

 

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考えるキッカケとなった投稿記事

 6月11日の朝日新聞で目にした投稿記事。男性の育児参加を願う人の気持ちに嬉しくなると同時に、当たり前のことが当たり前にならない世の中にもどかしさが募りました。

 

◯男性の育休は権利 周知して(40代女性)

 私は昨年10月に長男を出産し、現在育児休業中だ。2010年に施行された改正・育児休業法では、夫は妻の出産後8週間以内に育休を取った場合、1年2ヶ月以内ならばもう一度育休を取れるようになった。

 職場は別だが同じく作業療法士の私の夫は、長男誕生の1週間後に1ヶ月の育休を取得し、今年4月から11ヶ月末まで2回目の育休を取得している。夫とは育児の他、家事全般も協力して一緒にやっている。

 しかし、周囲に話すと、男性の育児休業が権利であることはあまり知られていないことに気づいた。

 妊娠中に夫婦で市主催の両親学級に参加した。そのような場で法律の説明をして、「妻の出産後1ヶ月だけでも育休を取得して、夫婦で一緒に子育てしませんか」と言えばどうだろう。

 育児は女性にとっても未知の世界。最初から夫婦で試行錯誤しながら行えば、男性も自然に育児に参加するようになると思う。本気で男性の育児参加を促進したいなら、もっと身近なレベルで働きかける必要があるだろう。

 

「子育ては女性がするもの」って、いつの時代?

 もう、「古き良き日本」とかいらないと思う。そりゃ動物とか縄文時代のヒトの歴史を見れば、オスが獲物を狩りメスが子を育てるという、本能的な役割があるのは分かる。

 でも、現代のヒトはその他の動物とは違う。知能が高く、言葉を使う。だから、哲学や空想ができる。女性だって、ただの「家事・育児マシーン」だった時代が、ついこの間まであった。平塚らいてうさんみたいな人達がずーっと頑張って来て、少しずつ地位を高めてきた。

 男が一人で働けば生活ができる、そんな家庭はほんの一握りだ。女性も働く必要がある。あるいは、志を持って働きたい女性が増えた。それを支えるためには、男が家のこともしなければ。極々当たり前の話だろう。

 

前衛的だった祖母と母 

 ボクの祖母は戦時中を生きた人なのに、「 ”男は外、女は中” なんておかしい。妻は夫の母親でも召使いでもない!」といつも母に言っていたらしい。当時としては、すごく進んだ考え方だったと思う。

 母は母で、「よくテレビで『夫が家事を手伝ってくれます!』なんて言っているけど、それは女性の中に『家事は基本的に女性がするもの』という考えがあるから。女性がそんな風に思っているうちは、世の中は変わらない。」と、常に嘆いていた。

 ひと昔前は、プロポーズで「毎朝、味噌汁を作ってくれないか。」なんてセリフが流行ったらしい。祖母や母なら、こう言うだろう。「いや、自分で作れば?」と。

 

今の常識は、未来の非常識

 それに、今まさに育児休暇を取得していて思うが、子どもって本当に可愛い。とてつもなく可愛い。日々、様々な成長や発見がある。

 男性の育児休暇には、まだまだたくさんの批判がある。「理想論」「迷惑」…etc。

 でも、今の常識は、未来の非常識かもしれない。今できるかどうかじゃなくて、誰かが前例を作ってやっていかなければならない。公務員や大企業の男性達が当然のように育児休暇を取得して、世の中に波及させていくべきだと思う。

 

みんな、幻想を捨てましょう

 ほんの僅かだが、民間企業と教師の経験から、声を大にして言いたい。「この仕事は自分にしかできない」なんて幻想だ。教師の身としては、自分だからこそできることは間違いなくある。いや、あって欲しいと願っている。でも、「自分にしかできない」わけではない。

 どんな組織でもそうだが、ある有能な人がいなくなれば、必ず代わりが現れる。営業では、自分が掘り尽くしたと思えるエリアでも、担当が変われば別の市場が開拓された。「先生、来年も絶対担任になってな!」とあんなに慕ってくれた子ども達も、別の担任になったらなったで毎日楽しそうにしているではないか。

 

できる人から、できることを

 こんな風に思っている人、世の中にどれぐらいいるのかな…。まだまだ少数派だろうな。でも、きっと同じように考えている人は存在する。”思い” のある人が、何かアクションを起こしていかないと。なんて、暗に自分に言ってみたりもする。