育休先生。

「イクメン」という言葉がなくなる日を目指して。

「『思春期』が存在する意味」がすごい。人間ってすごい。

 皆さんは、『思春期』と聞いて何を想像しますか?甘酸っぱい恋?異性への恥じらい?でも、『思春期』が「何のためにあるか」とは、あまり考えませんよね。それに迫ったNスペが面白かった!

 

<目次>

 

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難しいテーマで書きたくなったキッカケ

 一昨日、6月10日のNHKスペシャルにて。テーマが「ニッポンの家族が非常事態!?わが子がキレる本当のワケ」だったので、幼子を持つ父親としても小学校教師としても勉強になるかなと思い、見てみました。

 一回見ただけなのでうろ覚えの部分もありますが、興奮冷めやらぬうちに勢いに任せて書きます。

 

ネガティブに捉えられがちな『思春期』 

 『思春期』といえば、なにかとナーバスになる時期。恋愛、友情、将来…。出演していた専門家の先生曰く、「思春期』は性ホルモンが活発に分泌され始め、体の中で新しい変化が起こる時期。それは、子どもにとっては自覚できない不安になる」のだとか。

 その中で、ときに『思春期』とほぼ同義で語られることもあるのが、『反抗期』。いわゆる『反抗期』と言えば、親に対してキツイ態度を取ったり、気に入らないことがあったら物に当たり散らしたり…なんて光景を思い浮かべませんか?そうなるのは、脳の「前頭前野」という部位の「感情を抑制する働き」が未発達であるがゆえに、怒りを上手にコントロールできないからだそうです。

 

ポジティブに捉えた『思春期』

 しかし、番組ではそんな『思春期』を、とてもポジティブなものとして捉えていました。

 非常に興味深かったのが、脳の発達過程です。幼少期から脳がどのように成熟していくかを見ると、まずは言語を司る後ろの部分から発達していき、『前頭前野』がある前の部分は最後まで残るそうです。なんと、25ぐらいからようやく成熟していくという研究結果もあるようです。

 

 以前は「感情を抑制する機能が最後まで発達しないのは、ヒトの進化における欠点だ」と思われていたと、海外の研究者の方は仰っていました。ですが、近年では180度違った見方がなされていて、ここが「なるほど!ポイント」でした。

 それは、「進化の過程で、ヒトはこの機能を最後まで成熟させなかった」、つまり、「最初に『抑制機能』を発達させてしまうと、何をする上でも理性が先に働いてしまい、チャレンジの妨げになる」という考え方です。だから、よく「若いうちは無茶できたのになぁ…。」なんて言うのも、進化論的に根拠があったんです!

 

 他にもなんやかんやありまして、要は、『思春期』にはそれが起こる理由がちゃんとあるということを大人が認識して、子どもの感情に大人も感情をぶつけるのではなく、焦らず見守っていこうよ、と。そんな話でした。

 

『思春期』がもたらした!?人類の反映

 専門家の先生が、最後に仰っていたこと。『思春期』にあたる時期は、ヒト以外の動物には認められないらしいのですが、先に絶滅した人類の兄弟であるネアンデルタール人にも『思春期』はほとんどなかったそうです。そして、「リスクを恐れず、好奇心に基づいてチャレンジする力」を持ち合わせていたホモ・サピエンスが、繁栄した…。

 う〜ん、なんとも壮大なスケール!ロマンですな。